①入学前の先取りが重要
高校の成績は、入学前の準備で大きな差がつきます。高校のテストは中学より範囲が広く難しいので、テスト直前だけの勉強では間に合いません。そのため、中学生のうちから英語や数学などの主要科目を先取りしておくのがおすすめです。実際に進学校の成績上位の生徒は、高校に入る前にすでに高校内容の勉強を終えている場合が多く、その分、高校入学後は他の科目にも時間をかけられます。一方で、高校入学後に初めて勉強を始めると、中学校のレベルと違ってテスト対策期間だけでは時間が足りず、よい成績を取りにくいです。高校入学後から先取りを始める場合でも、単語帳1冊を1年生で覚えるだけでかなり学習効率が高まります。
②定期テストは日頃の学習の確認
高校の定期テストは、普段の勉強の成果をチェックする健康診断のようなものです。そのため、テスト直前の詰め込みだけでは本当の学力は身につきません。高校1〜2年で日頃から英語や数学などの基礎をしっかりと勉強しておくと、3年生で受験科目に集中できる余裕が生まれます。受験を意識して日常的に基礎学習をしている人は、短時間の勉強でも定期テストで良い成績をとりやすくなります。
③忙しくても休まない
学力向上には、定期テスト前の忙しい時期であっても授業や課題を休まずに取り組むことが重要です。一時的な定期テスト前の詰め込み学習では、知識が定着せず効率的ではありません。また、授業や課題を休むことで学習習慣が途切れ、知識の積み重ねや復習が困難になります。毎日の学習習慣を維持することで、安定した成績につながります。「忙しいのでできない」と考えると覚えなくてはならないことの先送りにつながります。受験直前にそれを口にすることはできません。普段から忙しくてもできないことをできるようにする姿勢が、合格につながります。