②選択と集中
中学校と高校の勉強方法はかなり異なります。中学校までであれば学習量が少ないので多教科並行で多くの方が成功しますが、高校の学習内容の質と量を考えると、多教科並行は非効率な勉強方法です。全教科順位が上位数%以内であればその限りではありませんが、たいていの生徒さんは多くても2教科までが許容量です。
では高校ではどうやって勉強したら良いのでしょうか。それは選択と集中です。学習始めは1教科に絞るということです。数学が得意なら数学のみ、英語が得意なら英語のみ、高校3年間分の先取り学習を終えてから次の教科に移りましょう。
推薦を希望しないのであれば、校内テストは赤点をとらないレベルで大丈夫です。その時間を高校3年間分の先取り学習に充て、模試で点数を取れるようにしましょう。受験は英数に比重があるので、英語と数学を1,2年の間に終えれば十分です。推薦を利用しないのにもかかわらず校内テストの勉強を続け、入試をベースにした模試対策に手が回らない生徒さんもいます。
将来の不安から、高校1年生の春から多教科並行学習をする方が多いですが、これが原因で長い間成績が伸びない生徒さんがたくさんいます。